引っ越してから半年が経った
稲城に引っ越してから半年経ったので振り返ってみる。
引っ越しの経緯については以前この記事に長々とまとめた。
感想
これまで東京近郊で暮らしてきたが、環境的には今まで住んできた中で一番良いと思う(稲城市も東京都だが)。駅から離れた丘の上なので人通りも多くなく、緑が豊かで街並みが良く感じられる。毎日通勤するのであれば大変そうだが、今のところ 3 回くらいしか駅に行ったことがない。
以前地方に遊びに行ったときに「空が広い」と実感したことがあって、翻ってみると都心のビル街や人の多さにはずいぶんストレスを感じていたんじゃないかと思う。
自分は気になった景色を手当り次第写真に撮っているが、引っ越して以降は例年に比べて写真の量がずいぶん多かった。撮りたくなる景色が多かったと言える。
地理
川のある駅前は標高 30m くらいだが、稲城市西部の丘陵地帯は 100-150m くらいある。
ここに多摩ニュータウン第 1〜3 住区の向陽台、長峰、若葉台が連なっており、もともとはただの山だったところを開拓して町が作られている。
丘陵地なので起伏があり、自転車が走りやすい道なので休日はトレーニングで走るロードバイク乗りの人が多い。自分はクロスバイクだし体力も無いのでいつもガンガン追い抜かされている。
おそらく中止だが、オリンピック自転車競技のコースになる予定だったらしい。
生活・文化
これまで昼と夜はほぼ外食だったのが、逆にほぼ自炊になった。近辺に外食する店が少ないというのはあるが、スーパーが大きくて便利というのもある。コンビニにも全く行かなくなった。
日が暮れると人通りが無くなり、夜が静かなので寝るのも早い。朝は 10 時から始業だがスーパーが 9 時から開店しているので、朝散歩しつつ買い物をしたりしている。
部屋は 3 倍くらいに広くなったので、仕事部屋、キッチン、寝室と分けられたのはとても良い。ただ、2LDK のうち一部屋は引っ越しのダンボールを置いたままで全く使わず開かずの間になってしまった。ドアを閉めたまま 1 ヶ月くらい存在を忘れていたら、こんな部屋あったんだと自分でびっくりした。
文化的なところでいうと、目黒に住んでいたときは目黒、渋谷、高田馬場、池袋に名画座があったので映画を週 2 本くらい+オールナイトで観ていた。そういうのは全然無くなってしまったなと感じる(どのみちコロナで座席制限もあるが)。
季節
写真を振り返ってみると、夏場はほんとに緑が生い茂る景色だったなと感じる。秋には色づいていく様子がよく見られたし、以前よりも季節の移り変わりを感じることが多かった。
先月末には雪が降り、あとは春を迎えたら季節が一巡するんだなと感じている。
これから
コロナによってリモート化が促進されたことで引っ越せたが、今後は果たしてどうなるのかよく分からない。少なくとも今年いっぱいはステイし続けるだろうが、それが明けたらまた職場に通うのか、このままリモートを続けるのか、ここに住み続けるのか。
良い環境だと思ってはいるが、ここに住む必要があって住んでいるわけではないので、そのへん未だに実感が薄くなんとなくおぼろげな気がしている。
あと町田方面にはもっと里山っぽい景色が広がっているようなので、また緑がこんもりしてきたら行ってみたい。